「プログラミング教育」手引から見えること
文部科学省は「プログラミング教育」の指導要領を公開しています。
この中で「小学校プログラミング教育の手引の改訂(第二版)について[概要]」が公開されていますので、自分の考えなどを纏めていきたいと思います。
その前に、ちょっとだけ言い訳。。
自分の考えではないところは可能な限り正確に書き留めていきたいと思っていますが、直接教育現場に携わっているわけではありませんので、教育現場観点で誤りや語弊がありましたらぜひご指摘ください。また、自分の考えとなる部分は、あくまで私個人の見解と思って大目に見ていただけますと幸いです。
小学校プログラミング教育の手引き(第二版)
こちらの手引きは3ページの概要のみとなっており、重要なのは2ページ目の内容です。なお、全編として「小学校プログラミング教育の手引(第二版)」が公開されています。
手引に書かれている(※1)などから、小学校でのプログラミング教育における目的は以下の3つになっているようです。
- 「プログラミング的思考」を育成する
- プログラミングの働きや良さを気づかせる
- プログラミングを実践的に活用できる
自分も勘違いしていたのですが、(※2)に書かれているように、プログラミング言語(CやPythonなど)の習得そのものは目的としていない点です。全編を読んでも分かりますが、国語や算数のように「プログラミング」といった科目が増えるということではなく、あくまで「プログラミング的思考」を育成することに重点が置かれています。
ただ、上記3つを目的は曖昧な表現をされていますので、具体的に何ができればよいかは明確になっていない理解です。今年からスタートされる活動でもありますので、色々な意味でこれからなんだとは思っています。