プログラミングが必修化された背景について
www.infomisc.net と関連してます。
IT力が必須??
「小学校プログラミング教育必修化に向けて」パンフレット(未来の学びコンソーシアム作成)
「未来の学びコンソーシアム」にてプログラミングが必修化された背景が書かれているのですが、個人的にちょっと違和感があったので書いておきます。
我が国の競争力を左右するのは何か。それは「IT力」です。ヨーロッパでは、「IT力」が、若者が労働市場に入るために必要不可欠な要素であると認識されています。現に、90%の職業が、少なくとも基礎的なITスキルを必要としているといわれており、多くの国や地域が学校教育のカリキュラムの一環としてプログラミングを導入しています。
もし上記のように「IT力」が必須なら、プログラミング教育は算数や理科に含めるのでなく、新しい科目とした方がシンプルかなと思っています。
プログラミング教育を算数や理科に応用するという点では賛成ですが、プログラミング的思考がどこまで理解できたかをどうやって評価するのかはかなり難しいことと思っています。 だから新しい科目にできていないのかもしれませんが。。
本来の「プログラミング的思考」を育むという目標と、上記の背景がなんとなくずれているように感じたので残しておきます。
個人的には。。
「IT技術」は手段の一つです。ですので、ITが必要になるなら、外部に依頼することも一つの解決策になります。「IT力」の不足が、国の競争力を左右するとはちょっと思えないんですよね。
もちろん、論理的思考力は必要なのでそれを鍛える必要があるというのは同意見です。